代表ご挨拶
千葉県鎌ケ谷市に障がい福祉サービス事業所を開設してから、早いもので14年が経ちました。
開所当時、千葉県の最低賃金は756円でしたが、現在では1,140円にまで引き上げられ、物価の上昇も相まって、社会全体の変化を強く感じる今日この頃です。特にここ数年は、情勢の変化が非常にめまぐるしく、改めて時代の流れの速さを実感しております。
また、日本全体では急速な人口減少が進行しており、「社会保障をどう持続可能にしていくか」が大きな課題となっています。
こうした中で、私たち福祉に携わる者が果たすべき役割はますます重要になってきています。そして、「経済的に自立できる方には、その力を十分に発揮していただくこと」も、これからの社会の在り方として大切だと感じています。
私たちの施設「ユアポート」という名前には、「あなたの港でありたい」という想いを込めています。困った時、疲れた時、いつでも立ち寄って、知識や経験を得て、また新たな一歩を踏み出していける——そんな場所でありたいと願っています。
そして、いつでも安心して帰ってこられる“港”として、株式会社三星は、従業員・ご利用者様・地域の皆様・お取引先の皆様とともに、これからも歩み続けてまいります。
福祉事業は、一般的には「安定した経営」と見られることもありますが、昨今の物価や人件費の高騰の影響は大きく、事業所の数も年々増え続けているのが現状です。
その中で、選ばれる施設であり続けるためには、ご利用者様やご家族の皆様、関係各所の皆様に「この施設で良かった」と思っていただける支援と姿勢が求められます。せっかく集まってくれた素晴らしい人材が、力を発揮する場を失わないためにも、私たちは常に変化に対応し、質の高い支援を追求していかなければなりません。
これからも「ぬるま湯」に浸かることなく、企業としてのスピード感や危機感を大切にしながら、誠実で真っ当な福祉サービスを提供し続けてまいります。
ご利用者様、ご家族、地域の皆様、そしてお取引先の皆様にとって必要とされる存在であり続けられるよう、社員一同、心をひとつにして努めてまいります。
今後とも、株式会社三星ならびに「ユアポート」への変わらぬご支援、ご指導、ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
令和7年10月吉日
株式会社三星
代表取締役 星野暁洋